《風俗ガイド》この快楽はデリヘルだけのまさに醍醐味ブログ:14年07月01日
ぼくが小学校三年の時だった。
いつも、学校から帰ったら必ず聞く
ママの「おかえり」の声が聞こえなかった…
不思議に思っていたら、パパからの電話が鳴った。
内容は、ママが急に倒れてしばらく入院になり、
容態は深刻との事…
まだ幼かったぼくには
パパが何を言っているのか全く分からなかった。
パパの声が遥か遠くに思えたのだ。
祖父母にきてもらい、
荷物をまとめるのを手伝ってもらって、
手早くママの着替えなどを鞄に詰め込み
急いで病院へと向かった。
高鳴る鼓動を抑え病室に入り、
ベッドに横たわるママの真っ白い顔を見ると
気づかないうちに頬に冷たい雫が流れた。
普段は見る事のないママの姿を見て
心が緩んでしまったのかもしれない。
何もしてあげれない自分を恨めしく思った。
「そろそろ帰らなきゃ」
ママの荷物整理を終えた祖母に促され病室を出た。
帰りの車の中で
ぼくの頭は何も考えていなかった。
いや、考えられなかった。
自宅につき扉を開ける。
しかし、ぼくの望んだ光景はなかった。
今の我が家に足りないもの、
それはママの温かい笑顔、そして優しい声…
一気に寂しさが胸にこみ上げてきた。
ママのぬくもりを捜して家中を、
狂ったように探し回った。
祖父母に止められるまで
ぼくは一心不乱に探し続けた。
食事も喉を通らない、睡眠もろくにとれない…
もう、精神的に弱っていた。
そんなぼくを支えてくれたのは
パパ、兄、弟、そして、祖父母。
感謝してもしきれない。
皆がいなかったら
ぼくは弱りきっていたかもしれない…
ぼくは心の底から
「ありがとう」と思った。